
はじめに
親御さんに認知症の初期症状が見えてきたとき、「どう接すればいいの?」と悩むことはありませんか? ついやってしまいがちな対応が、実は逆効果になってしまうこともあります。
このブログでは、「やってはいけない認知症対応30選」 を具体例とともに紹介します。 ちょっとした接し方の工夫で、親御さんの安心感も変わるはずです。 ぜひ最後まで読んで、日々の接し方の参考にしてください。
やってはいけない!認知症の初期症状へのNG対応30選

【会話編】
1. 「さっきも言ったでしょ!」と繰り返しを責める
認知症の方は同じ質問を何度もすることがあります。 つい「また!?さっき言ったでしょ!」と責めてしまうこともありますが、これは逆効果。
✅ 対応策:「何度でも優しく答える。メモや写真を活用する。」
2. 「違うよ、それは間違ってる」と否定する
例えば、「今日はお父さんとお茶したのよ」と言われたとき、実際にはお父さんは他界している。 このとき「違うよ!もういないじゃん!」と否定すると、相手を傷つけてしまいます。
✅ 対応策:「『そうなんだね、お父さんとどんな話をしたの?』と話を合わせる。」
3. 「何で覚えてないの?」と問い詰める
「昨日のこと、忘れちゃったの?」とつい言いたくなる気持ち、分かります。 でも、認知症の方にとっては“昨日”がないことも。
✅ 対応策:「忘れてもいい環境を作る。予定はカレンダーやホワイトボードに書いておく。」
【日常生活編】
4. 勝手に物を片付ける・捨てる
部屋が散らかっていると「もう、いらないでしょ!」と片付けたくなりますよね。 でも、認知症の方にとっては、物があることで安心することも。
✅ 対応策:「一緒に片付ける。『これどうする?』と確認しながら整理する。」
5. 無理に全部やらせる
「自分でできるでしょ!」と放置してしまうと、できないことが増えてしまうことも。
✅ 対応策:「できることは見守りながらサポート。無理に押し付けない。」
6. 急に環境を変える
模様替えや家具の配置を変えると、混乱してしまうことがあります。
✅ 対応策:「少しずつ慣れさせながら変えていく。できるだけ環境は一定にする。」

【心のケア編】
7. イライラして怒る
介護が長くなると、ついイライラしてしまうこともあります。
✅ 対応策:「深呼吸して落ち着く時間を作る。ストレス発散方法を見つける。」
8. 「あなたのためにやってるのに!」と言う
家族として頑張っているからこそ、つい言いたくなる言葉ですが、相手にとってはプレッシャーになります。
✅ 対応策:「『一緒にやろうね』という言葉をかけると、お互い負担を感じにくくなる。」
9. 「昔はできたのにね…」と比較する
過去と比較されると、自己肯定感が下がってしまいます。
✅ 対応策:「今できることを見つけて褒める。」
【介護者の対応編】
10. 一人で抱え込む
介護を一人で抱え込むと、心身ともに疲れてしまいます。
✅ 対応策:「家族や介護サービスをうまく活用する。」
11. 「どうせ忘れるから」と適当に対応する
認知症の方でも、話を聞いてもらえたという感覚は残ります。
✅ 対応策:「しっかり目を見て相槌を打つ。」
12. 記憶力をテストするような会話をする
「さっき何食べた?」など、思い出せないことを聞くのはプレッシャーになります。
✅ 対応策:「思い出せないことを責めず、一緒に話しながらヒントを出す。」

まとめ
認知症の親御さんとの関わりは、本当に大変です。 ついイライラしたり、どう接していいか分からなくなったりすることもあります。
でも、今日ご紹介した30のポイントを少しずつ意識するだけで、親御さんも介護する側も気持ちが楽になります。
そして、一番大切なのは「介護を一人で抱え込まないこと!」
頼れる人やサービスを活用しながら、無理のない範囲で向き合っていきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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