
こんにちは。シニアライフマネーアドバイザーの倉本玲子です。
最近、「お米が高くて家計が苦しい」というお声を多くいただきます。
特に年金で生活されている方にとって、食費や日用品の出費は毎月の悩みの種ですよね。
そんな中で、よく聞かれるご質問がこちらです:
「ふるさと納税って、年金だけでもできるんですか?」
答えは――はい、できます!
今回は、年金生活の方でも無理なく活用できる「ふるさと納税」について、わかりやすく解説していきます。
■ そもそもふるさと納税とは?
ふるさと納税は、自分が応援したい自治体に寄付をすることで、所得税や住民税の控除が受けられる制度です。
2008年に始まり、今では全国の寄付総額が年間1兆円を超えるほど、多くの方に利用されています。
寄付のお礼として、各自治体からお米やお肉、日用品などの「返礼品」が届くのも魅力の一つです。
■ 年金生活でも利用できるの?
はい、年金生活の方でも「住民税や所得税を支払っている」方であれば利用可能です。
たとえば、年金収入が年間180万円〜200万円以上ある方であれば、寄付による控除が受けられる場合があります。
ふるさと納税は「お金持ちのための制度」と思われがちですが、実際はシニア世代の利用者も増えており、生活に役立てている方が多いんです。
■ いくらまで寄付できるの?
控除される金額には「上限」があり、それを超えると自己負担になります。
簡単な目安としては:
・年金収入180〜200万円 → 上限5,000円〜1万円程度
・年金収入220〜250万円 → 上限1〜1.5万円程度
・年金収入300万円以上 → 上限2万円〜
詳しくは、ふるさと納税サイトのシミュレーターを使うのがおすすめです。
■ どんな返礼品がおすすめ?
年金生活の方に人気なのは、やはり「お米」や「日用品」。
生活に直接役立つものが選ばれています。
・ブランド米(5〜10kg)
・ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品
・冷凍保存ができる野菜や果物
・マッサージ器や健康グッズ
必要なものを“実質2,000円”で手に入れられるのは、大きなメリットです。
■ 手続きは難しい?
いえ、思ったより簡単です。
「ワンストップ特例制度」を使えば、確定申告不要で手続きが完了します(5自治体以内の寄付の場合)。
それ以上寄付する場合や、他に収入がある方は、確定申告で控除を受けられます。
申請書の返送や、マイナンバー確認など、最初は戸惑うかもしれませんが、返礼品が届いたときの喜びは格別ですよ。
■ まとめ:ふるさと納税は、年金生活の強い味方!
ふるさと納税は、「お得」「便利」だけでなく、
「暮らしにちょっとした楽しみ」をもたらしてくれる制度です。
年金暮らしであっても、ちょっとした工夫で生活にゆとりを持たせることはできます。
ぜひこの制度を味方につけて、少しでも毎日が明るく、豊かになるよう活用してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!